水稲除草剤成分:カフェンストロール
カフェンストロール:酸アミド系:普通物 雑草の根部、茎葉基部から吸収され、成長店の細胞分裂・細胞身長阻害作用により、雑草の生育を停止、枯死させる。 カフェンストロールは水稲除草剤の 1 有効成分として 40 近くの剤に含有され、水田の主要雑草であるノビエに卓効を示す有効成分として、一発剤の 2 ~ 4 種の有効成分からなる混合剤として販売されています。 カフェンストロールはノビエの他、コナギやアゼナ等の一年生広葉雑草やタマガヤツリ等にも高い除草効果を示します。効果発現としては、雑草の生育を抑制・停止させ、最終的に枯死させます。 この記事では水稲用除草剤に含まれる「カフェンストロール」についてまとめます。 「カフェンストロール」とは? どんな草に効果があるの? どんな商品に含まれているの? 1.「カフェンストロール」とは? オキサジクロメホンは、全農とバイエルクロップサイエンスが共同開発したオキサジノン系の除草剤成分です。 非ホルモン系吸収移行型の除草剤で、主に雑草の根部及び茎葉基部から吸収され、茎葉部のクロロシスと生育停止状態を示し、雑草を枯死に至らせます。 2.どんな草に効果があるの? ノビエに対して処理敵機幅が広く、残効性が長いことが特長。 ヒエのほか、発芽前の一年生広葉雑草、カヤツリグサ科雑草、マツバイに対しても安定した効果を示す一方で、多年生雑草(ウリカワ、ミズガヤツリ、オモダカなど)には活性が弱いようです。 3.どんな商品に含まれているの? ヒエ対策として、 初中期剤 に用いられます。 効果を安定させるため、散布後3~4日間は湛水状態を保って、7日間は落水・かけ流しをしないようにしましょう。 いかに主な商品を示します。 エーワン剤 (テフリルトリオン・オキサジクロメホン) ヒエ剤のオキサジクロメホンと白化剤のテフリルトリオンの混合剤。 ノビエの発生を長期間抑えるほか、SU抵抗性雑草やイボクサ、クサネムにも高い効果を示す。 ディオーレ剤 (オキサジクロメホン・テフリルトリオン・メタゾスルフロン) ヒエ剤のオキサジクロメホンに白化剤のテフリルトリオン、カヤツリグサ科やクログワイに卓効を示すメタゾスルフロンの3剤が混合されている。メタゾスルフロンの効果でクログワイの塊茎形成も抑制される。 ビンワン剤 (オキサジクロメホン・...